サッカーの育成と競争
- tfkes16
- 2017年6月3日
- 読了時間: 5分
おはようございます若造です。
今日はサッカーの育成と競争についての記事です。育成組織としてのトレセンやJ下部について悪い印象をお持ちの方は、指導者の方や保護者の方にもおられるのではないでしょうか。保護者の方、指導者の方でも捉え方が違ってくると思います。
とにかくトレセン制度の目的を日本サッカー協会のホームページから引用させてもらいます。
トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標です。世界で闘うためには、やはり「個」をもっともっと高めていかなくてはなりません。レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況をつくることがトレセンの目的です。テクニックやフィジカルの面から、その「個」のレベルに合ったトレーニング環境を提供することは、育成年代において非常に重要な考え方です。
どうでしょうか?みなさんのイメージされているトレセンと違うのではないですか?厳しい言い方ですが、育成なんてことは一言も書いてないです。指導を受けさせるだけです。ざっくりいうと個を高めること、良い刺激を与えることが目的だと考え、個のレベルにあったトレーニング環境を提供することが育成年代においての重要な考え方らしいです。
選手を育てる、育成するなんて言葉は、出てきませんが勘違いされている指導者、保護者の方も多いのではないでしょうか?よく上の年代になってくるとメンバーが入れ替わってくる。きちんと育成されていないという記事をかけることもありますし、将来選ばれるように頑張っていけば良いなんて記事もみます。さらに他の地域との対戦にこだわりメンバー集めをする地域があるなんて記事もみました。
J下部組織も例外でなく上の年代に上がれる子は、少ないきちんと育成しているのか?他のチームが育てたチームの子供を引き抜いている。育成する力がないなどという方が多いのではないでしょうか?僕の地域のJ下部は、セレクションでは他府県からの受験者も居ます。実際他府県からセレクションに合格しJ下部組織に通いプロになった選手もいます。そんな夢みたいな話なんて考えられるかたもおられると思います。実際にJ下部に入れる子供は、限られています。その数と、おそらくセレクションの受けに来るサッカー地域のサッカー人口は桁が違うでしょう。僕の府県では、大きなちかいでの参加チームだけでおよそ350チームあるのです。レギュラーの子だけでも2800人ほどいるんですよ。さらに他府県のチームを合わせると、、、らくらく3500人は超えそうです(泣)。そんな中からセレクションの門を叩き自分はJ下部に受かってやるや自分の力を試すんだ。という子供と保護者の方がいて受験者数は約500人です。もはや地区トレレベルでもかなり厳しい世界ではないでしょうか?受かるのは若干名です。合格者数と受験者数は十数年前からほとんどかわっていません。なぜなのでしょう?それは、下部組織のレベルの高さにあります。一般的な県トレセンレベルの子たちがだらけなのです。その中に入って競争できる子はそうはいないのではないでしょうか?小学六年生対象のジュニアユースの試験でそのレベルです。きびしい言い方ですが、いくら優秀な指導者の方が、育成に力を注いでも限界があるのではないでしょうか?他の子供の数が桁違い過ぎます。育成をしているはずですが、競争のスピードにとてもではないですが追いついて行かないのではないでしょうか?
育成の言葉だけ踊っていると感じる人は多くおられることかと思います。しかし競争が激しいので、どうにもならないのではないでしょうか?逆に、きちんと育成されトレセンやJ下部にメンバーの入れ替わりが少ないとどうでしょう?レベルを疑いませんか?県内トップレベルを維持することも難しいのではないでしょうか?みなさんきちんと育成しているのだとおもっていただけますか?なにかあるはずだそうだコネがあるのではないか?指導者のメンツでえらんでいるなんて有りもしない噂を流す人もいるかもしれません。
僕は上っ面だけで、Jの下部組織やトレセン育成ができていないなんて言う人は信用できません。子どもたちに教え上手にすることは、一生懸命やれば誰にでもできると思います。しかし競争に勝ち抜いてもらいうようにするのはかなり厳しいです。きびしい言い方ですが地区トレセンや市トレセンでJ下部を受験されようとしている方は、合格はきびしいでしょう。力を試すために受けることをおすすめします。僕もサイトでJ下部のセレクションを検討するようすすめました。しかし合格ではなくセレクションのチャンスを得られなかった子が、セレクションはどのようなところで受けに他のレベルやその場の空気などを経験することを検討してほしいという意味でもうしあげました。
今日の記事も長文でした。今日の記事の内容に、お気づきの点がございましたら問い合わせフォームからご指摘頂ますようお願いします。確認したのち記事を修正させていただきます。
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